目次

【index】


§ 本資料作成上の原則、アドバイス §



【本資料作成上の原則】



『内容記述上の原則』

複数の資料を参考にして本資料を作成していきますが、各参考資料の内容を無理にまとめることはせず、原則として参考資料ごとに全て併記しておきます。重複したり、場合によっては資料間で矛盾しているように思われる場合があるかも知れませんが、データを残すことを重視しました。


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『薬の名称について』

薬の名称は、英語の一般名で記述します(世界的なルールでは、英語の一般名が最も正式で、どこへ行っても確実に通用する名称です)。カタカナ名や、商品名については、本サイトの化学療法剤各論のページなどを参考にしてください。


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【アドバイス】

現在化学療法を受けておられるかたは、どのような薬が使われているのか、常に医者に確認されることを強くお勧めします。現状を把握しておけば、いろいろな戦略を自分で立てることができます。治療の内容を知っておけば、それ以外にも本当に多くの場面で役に立ちます。


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§ 疾患名 =急性リンパ球性白血病( Acute Lymphocytic Leukemia =略称 ALL )§

急性リンパ球性白血病( Acute Lymphocytic Leukemia =略称 ALL )


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§資料 A §



【資料名】

Current Meical Diagnosis & Treatment 2005 (通称 CMDT 2005と呼ばれている本)Chapter 40


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【化学療法の内容】



『現在の第一選択の治療法』



「導入療法」
併用化学療法を行う:
◇成人:vincristine + prednisone + daunorubicin + asparaginase(メニュー名 DVPLasp)


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「強化療法」
多剤交替化学療法を行う。同種骨髄移植を、若い成人、リスクの高いケース、二度目の寛解、の場合に実施。中枢神経系での発症予防として、methotrexateの髄空内投与を行う(全脳放射線療法照射をすることも、しないこともある)


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「寛解維持療法」
methotrexate、thioguanine


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『その他の有用な薬』

doxorubicin、cytarabine、cyclophosphamide、etoposide、teniposide、allopurinol、自家骨髄移植


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§資料 B §



資料 Source

原文へのリンク: 下記リンクからジャンプして、原文をお読みください。(但し、個別のページのアドレスは、変更される場合がありますので、ほとんどトップページへのリンクです。ご了解ください)
American Cancer Society のホームページ


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資料更新日付

第 1 回のまとめ: 2005 年 10 月 24 日

急性リンパ性白血病治療の流れ



【治療の全体像】

原文へのリンク: 下記リンクからジャンプして、原文をお読みください。(但し、個別のページのアドレスは、変更される場合がありますので、ほとんどトップページへのリンクです。ご了解ください)
American Cancer Society のホームページ


記事のおおまかな内容: 上記のホームページの該当ページには、大略以下のような内容が書かれています。

急性リンパ性白血病に対する標準的な治療の大部分では、化学療法を実施する。過去数年の間に、集中的な化学療法がより使用されるようになってきている。

急性リンパ性白血病に対する治療は、以下の 4 段階で行われる:
◇寛解誘導治療
◇強化治療
◇維持治療
◇中枢神経系予防治療

本コーナーの目的は、情報のありかと記事概略をご紹介することです。どうぞ本ページ冒頭のリンク先の原文をお読みください (原文内容は頻繁に改訂されており、ご紹介が間に合いません)


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【寛解導入治療】

原文へのリンク: 下記リンクからジャンプして、原文をお読みください。(但し、個別のページのアドレスは、変更される場合がありますので、ほとんどトップページへのリンクです。ご了解ください)
American Cancer Society のホームページ


記事のおおまかな内容: 上記のホームページの該当ページには、大略以下のような内容が書かれています。

患者さんの予後因子を基にして、寛解導入治療で使用される化学療法では、以下の化学療法剤のいくつかを使用することが多い(以下の説明に出てくる各化学療法剤については、本サイトの化学療法剤のページを参照してください):
◇シクロホスファミド
◇ビンクリスチン
◇デキサメタゾン、又は、プレドニソン
◇L - アスパラギナーゼ
◇ドキソルビシン(アドリアマイシン)、又は、ダウノルビシン

また、化学療法レジメンの中には、寛解導入用の化学療法剤として、高用量のメトトレキセートやシタラビン( ara - C )を使うものもある。また、エトポシドを使うこともある。

本コーナーの目的は、情報のありかと記事概略をご紹介することです。どうぞ本ページ冒頭のリンク先の原文をお読みください (原文内容は頻繁に改訂されており、ご紹介が間に合いません)


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【強化治療】

原文へのリンク: 下記リンクからジャンプして、原文をお読みください。(但し、個別のページのアドレスは、変更される場合がありますので、ほとんどトップページへのリンクです。ご了解ください)
American Cancer Society のホームページ


記事のおおまかな内容: 上記のホームページの該当ページには、大略以下のような内容が書かれています。

寛解が達成されると、次は、強化治療である。強化治療としては、寛解導入治療に使用されたのと同様のレジメンによる間歇的な治療を行う。1 ヶ月にわたり 1 コースの化学療法を実施したり、最高 3 ヶ月にわたり、3 コースを実施したりする。通常、高用量での治療を行うことが多く、強化治療も、かなり集中的なものである。強化治療の期間を通じて、コロニー刺激因子( GM-CSF、G-CSF )と呼ばれる薬(白血球数の低下を防止する)を投与することがある。

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【維持治療】

原文へのリンク: 下記リンクからジャンプして、原文をお読みください。(但し、個別のページのアドレスは、変更される場合がありますので、ほとんどトップページへのリンクです。ご了解ください)
American Cancer Society のホームページ


記事のおおまかな内容: 上記のホームページの該当ページには、大略以下のような内容が書かれています。

強化治療に続き、一般的に、維持治療を実施する。これに使用する化学療法剤は、メトトレキセートと 6-メルカプトプリン( 6-MP )で、しばしば、ビンクリスチンとプレドニソンを併用する。維持治療は、約 2 年間実施する。(但し、医者の中には、特定の白血病{ T 細胞性の急性リンパ性白血病や、バーキット型の白血病}の場合は、不要であると考える者もいる)

一般的に、患者さんの約 80% が、これらの治療に完全反応を示す(白血病細胞が、骨髄中に検出されなくなる) 現実には、これらの患者さんの半数で再発するので、全体的な治癒率は、約 30% となる。繰り返すが、治癒率は、予後因子によって異なる。最も重要な予後因子は、細胞中にフィラデルファア染色体が存在するかどうかであり、存在する場合には、治癒率は低くなる。

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【中枢神経系予防治療】

原文へのリンク: 下記リンクからジャンプして、原文をお読みください。(但し、個別のページのアドレスは、変更される場合がありますので、ほとんどトップページへのリンクです。ご了解ください)
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記事のおおまかな内容: 上記のホームページの該当ページには、大略以下のような内容が書かれています。

急性リンパ性白血病はしばしば、脳や脊髄をカバーする組織(硬膜)に拡大するため、患者さんは通常、中枢神経系予防用の化学療法を受ける。通常、メトトレキセートやシタラビンを脊髄液の中に直接投与する。白血病が特定の神経に浸潤したために起きたと考えられる症状がある場合には、脳への放射線療法を追加する。

予後因子が劣るために再発のリスクが高いと考えられるケースでは、幹細胞移植を実施することがある。 幹細胞移植としては、自家幹細胞移植を実施することもあれば、他家幹細胞移植を実施することもある。但し、幹細胞移植を実施する時期としてどのような時期を選ぶべきかは未確定であるため、臨床試験の中で幹細胞移植を受けるようにしたほうが良かろう。

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分子標的治療

原文へのリンク: 下記リンクからジャンプして、原文をお読みください。(但し、個別のページのアドレスは、変更される場合がありますので、ほとんどトップページへのリンクです。ご了解ください)
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記事のおおまかな内容: 上記のホームページの該当ページには、大略以下のような内容が書かれています。

imatinib ( グリベック )という新しい薬が開発された。この薬は、フィラデルフィア染色体を含んでいる細胞を特異的に攻撃する目的で開発された。この薬は、今までのところ、慢性骨髄性白血病( CML )の治療のために、大きな成功をしている。( CML は、ほとんど全ての場合に、フィラデルフィア染色体が原因になっている)

急性リンパ性白血病の成人患者さんのかなりの割合に於いても、白血病細胞の中に、フィラデルフィア染色体を含む細胞が存在している。グリベックが、このようなケースに有効であるかどうか(単独、又は、他の化学療法剤との併用で)を確認すべく、臨床試験が進展中である。

グリベックが攻撃するのは、急速に分裂している細胞というわけではない。従って、この薬の副作用は一般的に、他の化学療法剤に比較して、低頻度で軽度である。グリベックで起きることがある副作用としては、下痢、吐き気、筋肉痛、疲労感、などである。これらは通常、軽度である。かゆみを伴う皮膚発疹は、この薬を使用した患者さんの約 30% で起きる。特に高頻度の副作用は、体液貯留である。この副作用も、軽度である。これらの副作用の全ては、グリベックの通常以上の高用量を使用した場合、悪化する。その他の副作用として、治療開始時に、赤血球数や血小板数が低下することがある。

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モノクロナル抗体

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記事のおおまかな内容: 上記のホームページの該当ページには、大略以下のような内容が書かれています。

モノクロナル抗体というのは、人工的に調製された、大分子量の蛋白質であり、白血病細胞の表面に存在する特定の分子に結合する。rituximab ( Rituxan )というモノクロナル抗体は、CD20 という分子を表面に持っているリンパ腫を治療するために使用されるが、成人の急性リンパ性白血病の中にも、CD20 を持つものがある。このことから、rituximab がこのようなタイプの急性リンパ性白血病の治療に使用可能かどうか、研究が進展中である。

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化学療法の副作用

原文へのリンク: 下記リンクからジャンプして、原文をお読みください。(但し、個別のページのアドレスは、変更される場合がありますので、ほとんどトップページへのリンクです。ご了解ください)
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記事のおおまかな内容: 上記のホームページの該当ページには、大略以下のような内容が書かれています。

化学療法では、抗ガン化学療法剤を静脈注射、筋肉注射、脳脊髄液への注射、経口服用、によって投与し、ガン細胞を殺したりコントロールする。抗ガン化学療法剤は、(脳脊髄液への注射以外は)血液中に入り、身体の全ての個所へ到達する。従って、化学療法は、広範囲に拡大したガン(白血病のような)に対する治療法として有効である。

急性リンパ性白血病に対する化学療法では、多くの化学療法剤の併用が行われ、長期間にわたって投与を行う。

抗ガン化学療法剤は、急速に分裂する細胞を攻撃する。しかし、正常な細胞でも、特定の細胞(骨髄、口や腸の粘膜、毛包、などの細胞)は、消耗した細胞を置き換えるために、常に分裂が必要である。従って、このような細胞は、化学療法剤によって最も影響を受けやすい。その結果、副作用が起きる。

これらの副作用は、薬のタイプ、投与量、投与期間の長さ、によって異なる。化学療法剤使用に伴う副作用としては以下のようなものがある:
◇脱毛
◇口内炎
◇感染リスクの増大(白血球不足による)
◇軽度の切り傷やケガによる出血やアザ(血小板の不足による)
◇疲労感、息切れ(赤血球の不足による)
◇食欲不振、吐き気、嘔吐(これらの副作用は、部分的には、腸の細胞へのダメージによって起きるが、特定の化学療法剤の場合には、脳内の、食欲や嘔吐をコントロールしている領域へ影響が及ぶことによっても起きることがある)

これらの副作用は通常、一時的なもので、治療を止めれば消失する。

副作用の問題がある場合は、治療チームに告げること。何故なら、副作用を軽減するための方法がしばしば存在するからである。例えば、吐き気や嘔吐を予防したり軽減するために、制吐剤を化学療法剤と一緒に投与することがある。また、成長因子( G-CSF、GM-CSF、など)を使用して、白血球を増やして感染のリスクを低下させることがある。これらの薬は害になることが少ないと考えられ、急性リンパ性白血病に対する化学療法のときにしばしば使用される。

治療期間中に、白血球数が非常に低下しているような場合には、感染のリスクを低下させるため、細菌への曝露を注意深く避ける必要がある。治療中には以下の注意が必要である:

◇非常に注意深く手を洗うこと。
◇生で未調理の果物、野菜、その他の食物を避けること(細菌を含んでいる場合がある)
◇生花や、植物を避けること(カビを含んでいる場合がある)
◇他の人たちが、患者さんと接触する前に、他の人たちが手を確実に洗うようにさせること。
◇人混みや、病気の人たちを避けること(外科用のマスクをつければ、若干の保護になる)

時によっては、患者さんに抗生物質を投与して、感染を予防することがある。この目的で最もよく使われるのは、トリメトプリムとスルファメトキサゾール( Bactrim あるいは Septra )の併用である。これらの抗生物質で、肺炎を予防できる。ウィルス感染や、真菌の感染を予防するための薬も投与することがある。
血小板数が低下している場合は、血小板輸血をすることがある(出血の予防のためである)。また、赤血球数低下による息切れや極端な疲労感の治療のために、薬を投与したり、赤血球輸血を実施することがある。
腫瘍崩壊症候群は、化学療法によって白血病細胞が大量、急速に破壊されるときに起きることがある副作用である。細胞が破壊されるときに、細胞の内容物が血中に放出され、腎臓、心臓、神経系、などに影響を与えることがある。この副作用を予防するため、十分な液体を補給したり、薬を使うことがある。重炭酸塩、アロプリノール、rasburicase 、などである。(これらの薬は、白血病細胞から放出された物質を身体が処理するのを助ける)

化学療法剤によって直接障害を受けることがある臓器として、腎臓、肝臓、精巣、卵巣、脳、心臓、肺、などがある。注意深くモニターすれば、このような副作用が起きることは稀である。

重大な副作用が起きた場合は、化学療法剤の用量を減らしたり、化学療法を中止せねばならないことがある(少なくとも一時的に)。注意深いモニターと、化学療法剤の用量調節は重要である。何故なら、臓器に対する副作用の中には、恒久的なものがあるからである。

急性リンパ性白血病の化学療法に伴って起きることがある副作用の中で、最も重大なものは、治療後に発生することがある急性骨髄性白血病の( AML )である。頻度はより低いが、白血病が治癒した後に、非ホジキンリンパ腫、その他、のガンが起きることがある。

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§資料 C §



§資料 D §